インターネットとは

インターネットは、誰もが自由に情報を発信できるメディアである。

地球と子供の絵

その特徴は、以下の三点にあり、画期的なメディアである

情報収集
日々増え続ける情報をある程度の知識と労力があれば収集可能である。
情報発信
誰でも自由に世界中に情報発信を行うことが出来る。
情報伝達
どこの誰とでも時間、距離を越えてコミュニケーションを行うことが出来る。

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インターネットの歴史

 年 表 

1961年
アメリカの電話中継基地が爆破テロ遭遇により、ユタ州の3つの通信機能が麻痺。この事件の教訓から、爆弾にも耐えられる(当時冷戦のためソ連との核戦争を想定)通信システムの研究が開始される。
(ネットワーク構造の一極集中から分散システム構造へ)
1969年
ARPANET(国防総省高等技術計画局のネットワーク)が稼動
1972年
電子メールソフト作られる
1989年
文書閲覧システム「World Wide Web」が提案される
1990年
インターネット文書閲覧ソフト(ブラウザ)が開発される
1993年
画像を扱えるブラウザが登場

インターネットは、そもそもアメリカにおいて、軍事利用するために考案された。当時、『米ソ冷戦』真っ只中にあって、アメリカは原子力爆弾を持ち優位にあると考えていた。しかし、1957年ソ連が人工衛星スプートニクの打ち上げに成功したことで、アメリカの優位性が危ぶまれることになる。ソ連が人工衛星を打ち上げる技術を持っているということは、ミサイルをアメリカに打ち込むことが出来るということにつながるからである。

また、上記年表にもある通り1961年の爆破テロにより、一極集中型通信網のもろさを露呈した。通信施設の中核など一ヶ所を攻撃することで、全ての通信機能が麻痺することが認識されたのである。

これらの軍事的要請から、核攻撃にも耐えられる通信網の開発をせまられ、インターネットの元となる技術の研究が開始された。元々が軍事目的であるだけに、民間で利用できる技術ではなかったのだが、1991年ソ連崩壊によって冷戦が終結し、民間利用へと広がりを見せたのである。

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インターネットの構成

LANの構成図

コンピュータを企業などで使いはじめるとデータのやり取りが発生する。データをいちいちフロッピーディスクに保存して受け渡したりするのは非常に手間がかかってしまう。そこで企業や学校など限られた範囲内でコンピュータ同士を結合したのがコンピュータネットワーク(LAN:Local Area Network)である。

インターネットのイメージ

これら企業や学校内のコンピュータネットワーク(LAN)を相互に接続して結んでいき、しかも世界規模で結んでいったものがインターネットである。  

ちなみに「インターネット」という言葉を、分解して直訳してみると、
inter(=相互)+network(=通信網)⇒相互通信網となる。

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インターネットの用語

WWW

WWW = World Wide Web
「世界広域網」または「世界中に張り巡らされたくもの巣状のようなもの」
Web=織物、編物の意
比喩的に使用:spider's web/くもの巣 

1989年、イギリス人Tim Berners-Leeによって考案された世界規模の文書閲覧システム。これまで電子メール、ファイル転送が主だったインターネットにページ単位の文書表示機能が加わる。

WWWの考え方
1.共有したい情報は共通の決まりごとに沿って記述(HTML)
2.情報の所在地を示すものを共通の方法で指定(URL)
3.情報の転送方法(HTTP)

WWWシステムのイメージ

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ホームページ

類似した言葉に、ウェブページ、ウェブサイト、などがある。これらを整理してみよう。

Site(位置、場所、基地)

Web Site(ウェブサイト)   ⇒         WWWの(基地)
Web Page(ウェブページ) ⇒         WWWの1ページ

Home:家のことではなく、本部、大元のこと
Ex. homeport(母港),home ground(本拠地)

homepage(ホームページ) ⇒        起点となるページ

本来の意味からすると起点となるページだが慣例としてウェブサイトとほぼ同じ意味に使う場合が多いことから起点となるページは、トップページと呼ぶ。

Webサイトの構成図

したがって、ウェブページの集まったものがウェブサイト(またはホームページ)そのウェブページの先頭はトップページ。

ちなみにブラウザ起動時に表示されるページをスタートページと言う。

(注)書物によって、また人によって用語の使い方が異なる場合があります。しかし、元の意味を知っていれば大丈夫!

HTML = Hyper Text Markup Language
WebページはHTMLという簡易言語で記述されている。HTMLでは文字や画像の配置や書式を記述する。

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URL = Uniform Resource Locator

直訳すると、(インターネット上の各種情報の)場所を指し示す記述方法
インターネット上のホームページの場所といった意味合いで使用し、一般的にはアドレスと呼ぶ。

URLの構造

①プロトコル名(Hyper Text Transfer Protocol)
②ドメイン名
③サーバ名(ホスト名、コンピュータ名、慣習でwwwと付けることが多い)
④組織名
⑤組織種別(セカンドレベルドメイン)
⑥国名(トップレベルドメイン)

ドメインの構造
組織種別 国名
co:企業 jp:日本
ac:教育機関 uk:イギリス
go:政府機関 kr:韓国
ne:ネットワーク事業者 cn:中国
or:その他団体 fr:フランス

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ブラウザ(Browser)

ホームページ閲覧ソフト。
browse:ぱらぱらめくって読む、ざっと目を通す、拾い読みするということから、「ホームページを拾い読みする人」、または「立ち読みする人」といった感じか?

Mosaic
WWWシステムを一般に普及させるきっかけとなるソフトウエア(Webブラウザ)。1993年、イリノイ大学の学生、マーク・アンドリーセン、ディビッド・トンプソンらによって開発された。

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プロバイダ

ISP = Internet Service Provider
インターネットに接続するサービスを提供する者(会社)

ISPの図

アクセスポイント

インターネットに接続するために各地に設けられた接続所。

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電子メール

コンピュータネットワークを介し、メッセージ(手紙)をやり取りする仕組み。例えて言うなら、郵便による手紙のやり取りを電子的に行うようなもの。

特徴

  • 世界中の誰とでも瞬時にやり取りできる。
  • 費用はインターネットの接続にかかる費用のみである。
  • 文字だけではなく、写真、音声、動画、も送ることが可能である。
  • 相手の時間的都合を考えなくてもよい。
  • 手紙のように相手に渡る時間が掛からない。

以上の特徴から、手紙のように後々まで文面で残り、確認ができるとともに、電話のように瞬時にコミュニケーションを取ることができる。新しいコミュニケーション媒体である。ただし、相手がメッセージをすぐに読んでくれるとは限らないが...

メール送信イメージ

メールアドレス

メールアドレスの構造

①アカウント
②ドメイン

(参考)アカウント(account:口座、計算、勘定)
ネットワーク上のコンピュータ利用のための権利や、そのために発生する課金のこと

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